感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tom
14
ベテランは「脊髄反射」で仕事をする。結論は正しい。でも、それでは結論に至る理由をきちんと説明できない。これでは十分なコミュニケーションは取れない。結果として、良い仕事とは言えない。ここで必要なのは、「自分の仕事を言語化する」ということだ。そうして、著者は自分の専門とする病理学を言語化するため、悪戦苦闘したという記録。お仕事用語は理解できないものの、著者が書いてることは、身につまされることばかり。私は、プロの仕事の行きつく先が「脊髄反射」だと考えていたのだ。ああ、恥ずかしい。2021/09/29
Iwata Kentaro
7
献本御礼。プロの思考プロセスを追体験すると、複雑なことを複雑に思考していることがよく分かる。当人に言語化できないことも多いわけだが、稀にそういう能力を持つ人がいるそれが本書。この対極にあるのが一言ばっさり結論なツイッターなのだがツイッターの達人が本書を書いてるのが興味深い。アブダクションなど多くが既視感ある記述で「結局、病理かどうかは関係なくね?」とすら思う思考の一般書(かも)。医学生と医者一般にはとてもオススメだが読後感の良し悪しは読み手次第2022/01/21
夢民
0
言語かするってのは面白い2021/04/25