出版社内容情報
その患者は精神科じゃない!
精神症状に遭遇したとき、頭部画像と甲状腺機能を含む血液検査だけで身体疾患を除外したつもりになっていませんか? 押さえるべき緊急性を踏まえ、精神症状をどう切り取り、鑑別をするのか。精神科と内科、両科をこなす新進気鋭の医師が語る診断ストラテジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Iwata Kentaro
8
献本御礼。非常にコモンな現象を「精神症状」という軸からまとめた本で、復習に最適だった。それにしても「ターリーってなに?」という謎は残った。ナルシストが関係してるらしいが、ターリーとナルシストで検索してもなにも見つからなかった、、、2022/09/29
Satoshi Hara
5
これはすごい。精神症状をみたときにどのように切り取り、身体疾患をみつけて行けばよいか体系的に学べた。急性外因反応型、通過症候群、精神的加重、患者の体験という軸、作話、脱抑制、幻覚妄想状態、ジャルゴン、カタトニアのゲシュタルト、神経衰弱状態、健忘と作話、失語、病態失認、不随意運動てんかん、脳波、CIPD、などなど、、もう赤線だらけです。内科医必読。2022/07/10
ぐちを
1
精神科用語が色々出てくるので難しい部分もあるが、やはりこの手の内容は十分知っておく必要があると思う。 医師7年目でこれを書くのはすごい。2024/09/16
茶
1
外因性の精神疾患を総ざらい出来てよかった。2020/07/05