内容説明
反ユダヤ主義者、ネオナチなどの極右勢力、国家社会主義者の画策を暴き、ホロコースト否定者たちが吹聴するウソを全面的に論破する。アメリカの歴史学者が警告する「否定説の罠」。否定説の悪意に免疫のない日本で、初めて出版される画期的な本。
目次
偽装する否定説―アーサー・バッツの場合
IHRを創設した人たち―否定者のネットワーク
ガス室をめぐって―法廷で暴かれた虚偽
キャンパスが狙われる―スミスの広告作戦
ラインの守り―ホロコーストで否定がたどる道
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mark.jr
4
今またぶり返そうとしているホロコースト否定論の歴史、詐術的手法、そしてそれに対する対処法を解説した本です。普通そんなことを言うと一笑に付されそうなものですが、なんとあの言語学者のチョムスキーも否定論を擁護していたというのだから、問題は深刻です。ここに書かれている否定論者のヒトラーが被害者でユダヤ人の陰謀であるという言説は、あまりにも荒唐無稽過ぎて、こんなこと言うからには相応の理由があるのではと思いそうになるというか、陰謀論の怖さが分かります。それはそうとして、ネタニヤフはウン●タレですが…。2025/02/22