内容説明
金融機関をとりまく環境は急速に変化してきている。金融機関はこれに対応する新しい経営戦略すなわち量から質への転換が必要となっている。金融自由化の波は、金融機関に新しいリスクを生じさせている。特に流動性リスクと金利変動リスクの最適なコントロールのために、ALMの導入とALM体制の確立が急務となっている。本書はALMをこれから導入したいと考えている金融機関の方々や、実際にLAMの運用にあたつておられる方々のための実践的なALMのノウハウが記されている。
目次
第1部 資産・負債測定法(資産・負債リスク測定の基本;ギャップ測定法と手段;シミュレーション手法;流動性の管理方法;結論)
第2部 ALM運用の実際(ALMの基本概念;ALMの運用;ALMシステムへの対応)
第3章 ALMサポートシステムとその活用(ALMを支えるメカニズム;ALMサポートシステムの概要)