内容説明
政権交代によって、「コンクリートから人へ」や「緑のダム」といったキャッチフレーズにより、国土交通大臣は、八ッ場ダム建設中止の方針を打ち出された。これには地元住民、各関係自治体もその方針には反対を唱えている。1年経過した今日でも、国と関係都県との乖離が埋まる気配は一向に見えてこない。本書では、このような「ダム無用論」について、技術的検証に基づいた理論で本当の真実はどうなのかを様々な側面から検証している。
目次
まえがき ダム建設の賛否を改めて世に問う
第1章 国家百年の計からみたダム問題の背景
第2章 ダムと洪水
第3章 ダムと水資源の確保
第4章 ダムと環境問題
第5章 ダムの経済効果
第6章 八ッ場ダム現下の課題
第7章 終章
おわりに ダムは本当に無駄なのか
著者等紹介
竹林征三[タケバヤシセイゾウ]
富士常葉大学名誉教授。工学博士、技術士(建設環境、河川・砂防及び海岸)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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