内容説明
「テクノロジーの民主化」「ムーアの法則とスマート・グリッド」「気候危機対策のためのIT」…情報スーパーハイウェイ構想の立役者アル・ゴア氏ならではの切り口で、グリーン・テクノロジーの現状と、気候危機という大問題に我々がどう対応するべきかを語る。
目次
1 テクノロジーの民主化(はじめに;かつてない危機;地球と金星;脅威の認識;「頭」と「心」の接続;エネルギーインフラ基盤の転換;世界的な転換期;子どもたちからの評価)
2 ディスカッション:インターネットと気候危機(はじめに;ムーアの法則とスマートグリッド;気候危機対策のためのIT)
3 質疑応答
著者等紹介
ゴア,アル[ゴア,アル][Gore,Al]
1948年生まれ。1993年、アメリカ合衆国第45代副大統領に就任し、8年間その職務を果たした。学生時代から環境問題に関心が深く、環境に関する政策立案などに活躍。2000年の大統領選では、ジョージ・W・ブッシュ氏に僅差で敗れた。政界引退後は、地球温暖化の現実を知らせる講演を世界中で行っている。その活動の軌跡を描いたドキュメンタリー映画「不都合な真実」は大きな反響を呼んだ。映画に自ら出演をし、温暖化が地球に与える影響に警鐘を鳴らすという緊急な対策の訴えが認められ、2007年ノーベル平和賞を受賞
村井純[ムライジュン]
慶應義塾大学教授。1955年生まれ。1984年、慶應義塾大学大学院工学研究科後期博士課程修了、工学博士。1984年、国内のインターネットの祖となった日本の大学間ネットワーク「JUNET」を設立。1988年、インターネットに関する研究プロジェクト「WIDEプロジェクト」を設立し、今日までその代表として指導にあたる。東京工業大学総合情報処理センター助手、東京大学大型計算機センター助手、慶應義塾大学環境情報学部助教授を経て、1997年より同教授
藤原洋[フジワラヒロシ]
藤原地球環境基金代表。1954年生まれ。1977年、京都大学理学部(宇宙物理学科専攻)卒業。日本アイ・ビー・エム、日立エンジニアリング、アスキーなどで活躍後、1996年12月、インターネット・サービス・システムのサービス規格・設計・開発に関する技術支援業務のインターネット総合研究所を設立。2005年、精密研削技術を用いて精密工学研究を行うナノオプトニクス研究所(現ナノオプトニクス・エナジー)を設立。財団法人インターネット協会副理事長。工学博士(1996年、東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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