出版社内容情報
ε-δ論法は解析学を本格的に学び、活用しようとするなら必須になるが、高校までの数学との接続が難しいため習得に時間がかかることが多い。そこで本書では、極限の直観的理解との接続を図るために「なぜε-δ論法は難しく感じられるのか」を考え、「少し見方を変えればε-δ論法は直観的理解の近くにある」ということの説明から始める。ε-δ論法をうまく使いこなすことは勿論、ε-δ論法とそれが数学にもたらした影響について多角的に解説することで、理解を深めることに役立てている。
目次
1 ε‐δ論法を巡る論点
2 ε‐δへ至る道
3 ε‐δ論法の実際と実数
4 ε‐δ論法から数学の基礎へ
5 選択公理と集合論
6 極限の一般化と無限小の合理化
著者等紹介
宮島静雄[ミヤジマシズオ]
1971年東京大学卒業。2018年東京理科大学名誉教授教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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