出版社内容情報
データを正しく読み解き、提示する能力を創る!
データサイエンスの重要性が叫ばれるなか,その教育への期待が産官学で高まっている.高校ではすでに統計学が必修となり,大学においても文・理を問わず全学生にデータサイエンス教育を課すことが決まった.本書では,データサイエンスの要であるデータリテラシー(データを正しく読み取り情報を正確に提示できる能力)の総合的解説を試みており,初学者が一から理解できるよう豊富な例題・演習・解答が盛り込んである。これからデータリテラシーを教えるにあたって適切な教材を探している教師の方々,データサイエンスを身につけるための足がかりを欲している学生の方々,どちらの要望にも応える充実の教科書となっている.
目次
データリテラシーとデータサイエンス
数値には4つの類別がある
どう示すか?値そのもの、相対値、比率、単位あたり
数値には誤差がつきもの
大ざっぱに値をつかもう
いくつかの数値を1つの値で代表させる
数値のばらつき具合を測る
相関イコール因果関係ではない
偶然のいたずら
大数の法則が成り立つ
「統計的に有意」とは
隠れている要因はないか
“3た”論法を信じますか―データの信頼性
引っかけグラフにご用心
もっと大きなごまかしにも気をつけよう
データリテラシーを磨くには