出版社内容情報
統計学の重要な概念 相関係数を集中的に学ぶ!
相関係数とは2つの確率変数の間の相関(類似性の度合い)を示す統計学的指標をいう。本書ではPearsonの相関係数およびそれから派生もしくは発展した概念の理解や、手法の適用範囲を理解する助けとなるように、式の導出過程や手法が持つ諸性質を丁寧に解説している。確かな理論的裏付けのもと、相関係数を使用して得た解析結果について自信をもって述べることができるようになることが、本書を読み進める上での目標となる。
目次
0 はじめに
1 データの相関係数と確率変数の相関係数
2 順位相関係数
3 2変量正規分布における相関係数の推測
4 種々の相関係数
5 欠損データからの相関係数推定
6 シリンダー上の変数の相関係数
7 トーラス上の変数の相関係数
著者等紹介
清水邦夫[シミズクニオ]
1967年3月埼玉県立大宮高等学校卒業。1972年3月東京理科大学理学部応用数学科卒業。1974年3月東京理科大学大学院理学研究科数学専攻修士課程修了。1976年9月東京理科大学大学院理学研究科数学専攻博士課程中途退学。10月東京理科大学理工学部(情報科学科)助手(1976.10~1985.3)講師(1985.4~1989.3)助教授(1989.4~1992.3)。1983年12月理学博士(九州大学)取得。1985年4月National Center for Atmospheric Research(NCAR)Visiting Researcher(1985.4~1986.3)。1992年4月東京理科大学理学部(応用数学科)助教授(1992.4~1997.3)教授(1997.4~1998.3)。1998年4月慶應義塾大学理工学部(数理科学科)教授(1998.4~2014.3)。2014年4月統計数理研究所統計思考院特命教授。慶應義塾大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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