出版社内容情報
ナース・スケジューリングと最適化モデリングの両方の視点から、問題解決のための手法について解説する。日本で初めてのナース・スケジューリング問題の書籍!! (近代科学社調べ)
ナース・スケジューリングとは、「ナースの勤務表作成」問題のことをいう。勤務表は、与えられた条件下での作成が難しいだけでなく、人間の暗黙的な評価や制約が存在することから、その評価も難しい。この問題は、求解困難な組合せ最適化問題としてもよく知られている。
現実問題を解決するために様々な角度から問題を把握することは、それ自体がモデリングであるとも言える。本書では、ナース・スケジューリングと最適化モデリングの両方の視点から、問題解決のための手法について解説する。
同問題に関心のある読者はもちろん、最適化に関心のある研究者、技術者、大学院生、学部生には必携の書である。
1.モデリングを通して見えた世界
2.ナース・スケジューリング
3.組合せ最適化問題としての定式化
4.割当構造を意識する
5.問題の部分解を意識して解く
6.問題の条件を緩和意識して解く
7.探索空間を把握したい
8.他の問題も考えてみる
9.現実問題を最適化はどう支援するか
池上 敦子[イケガミ アツコ]
著・文・その他
日本オペレーションズ・リサーチ学会[ニホンオペレーションズリサーチガッカイ]
監修
目次
1章 モデリングを通して見えた世界
2章 ナース・スケジューリング
3章 組合せ最適化問題としての定式化
4章 割当構造を意識する
5章 問題の部分解を意識して解く
6章 問題の条件を緩和して解く
7章 探索空間を把握したい
8章 他の問題も考えてみる
9章 現実問題を最適化はどう支援するか
著者等紹介
池上敦子[イケガミアツコ]
立教大学理学部数学科卒業後、成蹊大学工学部助手。2001年博士(工学、成蹊大学)。2002~2007年日本オペレーションズ・リサーチ学会学会誌編集委員。2006年成蹊大学理工学部講師。2007年成蹊大学理工学部准教授。2009年成蹊大学理工学部教授。2013~2015年日本オペレーションズ・リサーチ学会編集理事(学会誌編集委員長)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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