出版社内容情報
群の表示を学ぶ際の壁になっていた「位相幾何学」には触れず、代数的な理論のみに特化した解説。初学者が手に取やすい必携の書。代数的な理論のみで解説!
現代数学における群の重要性は、物理や化学の最先端研究の場で不可欠なツールとなっていることからも明らかである。とはいえ、群の世界は深遠であり、その解明には“重要な性質を導きやすい”方法が求められる。そこで登場するのが「群の表示」だ。具体的には、群を構成する要素(生成元)と群の間の関係(関係式)を“一括して調べる”ことで、その背後にある性質をあぶり出すというものである。
本書では、群の表示を学ぶ際の壁になっていた「位相幾何学」には触れず、代数的な理論のみに特化した解説を試みた。初学者が手に取やすい必携の書である。
1.自由群
2.群の表示
3.部分群の表示
4.群の拡大と表示
5.自由積と融合積
6.線型群の表示
佐藤 ?夫[サトウ タカオ]
東京理科大学 准教授
目次
1 自由群
2 群の表示
3 部分群の表示
4 群の拡大と表示
5 自由積と融合積
6 線型群の表示
付録 PID上の加群の構造定理(単因子論)
著者等紹介
佐藤隆夫[サトウタカオ]
1979年生まれ。横浜市出身。2006年3月東京大学大学院数理科学研究科数理科学専攻博士課程修了。2006年4月日本学術振興会特別研究員(PD)、(東京大学)。2007年4月日本学術振興会特別研究員(PD)、(大阪大学)。2008年10月京都大学特定助教(グローバルCOE)、大学院理学研究科。2011年4月東京理科大学講師、理学部第二部数学科。2015年4月東京理科大学准教授、理学部第二部数学科。専門は代数的位相幾何学。博士(数理科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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