内容説明
情報社会における様々なリスク、セキュリティ、情報倫理とそれに関連する事柄の、広い分野の読者への理解を目的とした教科書兼参考書。著者の講義資料をもとに、演習問題、ケーススタディを含む多くの資料を追加して、読み物としても読める内容となっている。
目次
第1部 情報社会の課題認識(情報システムに期待されていること;怖いリスクの話;頼もしい情報セキュリティ;情報に対する倫理とは;情報社会に関係する法律;情報社会を取巻く環境)
第2部 課題への対応(システム監査は企業を守れるか;システム監査はどのように進めるのか;あなたがシステム監査人になったら;ケーススタディ(アプリケーションシステムの監査;開発プロジェクトの監査;アウトソーシングの監査))
第3部 技術者・組織人としての心構え(あなたが決断を迫られたとき)
著者等紹介
山本喜一[ヤマモトヨシカズ]
1969年慶應義塾大学工学部管理工学科卒業、工学博士。1971年慶應義塾大学情報科学研究所助手、現在、慶應義塾大学理工学部情報工学科教授。ソフトウェア科学、特にシステムの動的適合、ソフトウェア工学、ヒューマンインタフェースなどの研究に従事。ソフトウェア技術、ヒューマンインタフェース関連の多数の国際規格、JIS規格の制定に参画。工業標準化に対する功績により藍綬褒章受章(2008年11月)。ISO/IEC JTC 1/SC 35 WG2(Graphical User Interface)コンビーナ、情報処理学会情報規格調査会SC35(ユーザインタフェース)委員長及びSC7(ソフトウェア技術)WG2(ドキュメンテーション)主査
久保木孝明[クボキタカアキ]
技術士(情報工学部門)、公認システム監査人、特種情報処理技術者。1979年慶應義塾大学工学部管理工学科修士修了。複数の大手メーカで、25年に渡り情報システムの企画・開発・運用を担当。その後、情報戦略の立案・実行、情報セキュリティのマネジメントシステム構築を指揮。2009年に独立し、若手技術者の育成、システムコンサルティング業務に従事。現、TaK(Technology and Knowledge)技術士事務所代表、慶應義塾大学理工学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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