内容説明
本書の最大の目的は、今日、計算機科学の広い範囲で用いられている最も重要なアルゴリズムの概要および基本的技術をC言語を使って解説することである。したがって、ある程度のプログラミング技法を学習し、計算機システムになじんだ後、計算機科学や計算機の応用に関する、より進んだ講義を受ける前の、ちょうど大学2年生から3年生を対象にした「アルゴリズム」課程の標準的なテキストとして使用することができる。また、本書には実際に役立つ多くのアルゴリズム使用例と実行結果を掲載してあるので、計算機システムまたはプログラムの開発に従事する実務家の参考書としても役立つだろう。さらに、直観的でわかりやすい説明とコンピュータ出力の見事な図は本書の際だった特徴となっている。
目次
探索(初等的な探索法;平衡木;ハッシュ法 ほか)
文字列処理(文字列探索;パターン照合;構文解析 ほか)
計算幾何(初等的な計算幾何手法;凸包の計算;領域探索 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yk_tani
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第2巻/全3巻。文字列はKMP, BMから構文解析、圧縮、暗号まで。演習をスルーしてしまっていることもあり、理解は浅いが、計算機可など体系的に学んだことがなかったので、「ふむふむナルホド」という感じで参考になった。シンプルなアルゴリズムで十分なときはそれを使うべき、という大原則が印象深かった。2014/10/21
sagann
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各種トピックごとにアルゴリズムを紹介している。TAOCPなどとは違い、詳細な解析等は省かれており、入門/カタログ的な印象。 1巻はだいたい既知の内容のようなので、2巻から読んだ。自分が読む際にはきちんとロジックは追わなかったり練習問題は解いてなかったりなので理解は浅い。2013/08/29