内容説明
本書の最大の目的は、今日、計算機科学の広い範囲で用いられている最も重要なアルゴリズムの概要および基本的技術をC言語を使って解説することである。したがって、ある程度のプログラミング技法を学習し、計算機システムになじんだ後、計算機科学や計算機の応用に関する、より進んだ講義を受ける前の、ちょうど大学2年生から3年生を対象にした「アルゴリズム」課程の標準的なテキストとして使用することができる。また、本書には実際に役立つ多くのアルゴリズム使用例と実行結果を掲載してあるので、計算機システムまたはプログラムの開発に従事する実務家の参考書としても役立つだろう。さらに、直観的でわかりやすい説明とコンピュータ出力の見事な図は本書の際だった特徴となっている。
目次
基礎(C;基本データ構造;木;再帰呼出し;アルゴリズムの解析;アルゴリズムの実現)
整列(初等的な整列法;クイックソート;基数整列法;順位キュー;マージソート;外部整列)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
knoota
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日本語訳がところどころおかしくて読みにくい。 内容は基本的な内容を詳しく説明していて、充実していた。後半になるにつれ難しく理解が追いつかない部分があったので、何度も読み直して習得したい。2017/05/30
jiroukaja
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C読みにくいです…2015/07/01
yk_tani
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アルゴリズムに関する「入門書」。アルゴリズム(とデータ構造)を考える際には,入力データの性質や,システムの構成など考慮すべき点がたくさんあることを痛感した。シェルソートや逆ポーランド記法等は初耳で,総じて勉強になる部分が多かった。 前半で扱われる木やQueue, Stack,再帰呼び出しなどの基礎が,その後の整列アルゴリズムでの議論の際に効いてきて構成がとても良い。 また,計算量の解析において,たとえば整列のO(x^2)アルゴリズムの最高次字数の大小を比較しているなど,より精緻な解析の導入をしている。 2014/10/13
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