内容説明
本書は、著者たちの長年の教育経験から、とくに理工系初年級のカリキュラムに対するひとつの提案としてまとめられたものである。斯界の進歩は目覚しく、初年級に学習した内容が卒業するころには陳腐化してしまうことがある。したがって本書では、内容として最も基礎的なことがらに限定してある。また、記述の順序としては、ハードウェアから始めソフトウェアに移るという、ボトムアップ的な方法をとってある。コンパクトにまとめることを目標に、そのため言葉による説明は簡略化し、できる限り図を用いて直観的に理解できるよう配慮してある。
目次
1. 2進法
2. 論理回路1―組合せ回路
3. 論理回路2―順序回路
4. 機械語
5. 計算機のハードウェア
6. 入出力と情報交換
7. トランスレータ
8. プログラミングとプログラムの実行
9. データとファイル
10. オペレーティングシステム