内容説明
映画の中にはさまざまな駅や列車が登場します。長年に渡りJRの駅開発プロジェクトを手掛けてきた著者が、その駅の構造や歴史、列車の形式などについて蘊蓄を傾けてくれます。鉄道ファンばかりでなく、映画のディテールにこだわり、雑学を愛する映画ファンにも絶好の一冊。
目次
ラ・シオタ駅からの出発
日常と非日常
恋の不思議
ホームの別れ
旅立つ駅
列車の旅路
密室のコンパートメント
降り立つ駅
家族の絆
ぽっぽや
駅のたたずまい
駅の大階段
駅と列車のサスペンス
戦争と駅
駅のエンターテインメント
映画の神様と駅の神様
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サトル
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興味津々で読み始めたが期待外れで終わってしまった。映画も駅舎もどっちも何が何だか消化不良のまま、1作品につき3ページ足らずで終わってしまうから、決定的に解説が不足している。サブタイトルは「映画にみる駅の風景70選」とあるが、せいぜい30選止まりにしてほしかった。やがて名前すら知らない映画作品が続いて来るものだから、後はどんどん読み飛ばすしかなかった。これは鉄道と映画を愛する著者の備忘録のようなものだろうか。それでも度々登場する「頭端式ホーム」の紹介で、辛うじてプラットホームの形状の違いを知ることが出来た。2024/09/01