内容説明
世界を支配する指環は誰の手に…!?ワーグナーの歴史的超大作「楽劇」完結。
目次
第二夜 ジークフリート(ノートウングの剣;勇士;めぐりあい)
第三夜 神々の黄昏(序幕;ギービヒの館;変身;ブリュンヒルデの悲哀;終幕)
著者等紹介
里中満智子[サトナカマチコ]
1948年、大阪市生まれ。64年『ピアの肖像』により第1回講談社新人まんが賞を受賞し、16歳でデビュー。翌年、単身上京、漫画家生活に専念する。74年『あした輝く』などにより第5回講談社出版文化賞児童まんが部門賞、82年『狩人の星座』により第6回講談社漫画賞を受賞。近年はエッセイも手がける。漫画家協会常務理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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aisu
11
上下。こんなお話だったのね。そりゃ予習要りますわ。マンガでさえ時々戻って読んだもん。オペラちょっと見てみたいけど、所要時間知ったら尻込みする。でも今の映画やラノベとかの原点になってる気がする…というか、超えられてない気さえします…。2017/03/14
ありんこ
7
マンガで顔や雰囲気のイメージが決まってしまうけれど、たくさんの人物が出てくるので、わかりやすくなっていいと思います。全く知識がなかったので、上下巻を読んでざっと内容をつかむことができました。今度は音楽を聞いてみたいです。2012/05/27
viola
7
こりゃー面白いですな!ギリシャ神話の漫画よりも、こっちのほうが面白い。こういうストーリーなら、全く知識がなくていきなりジークフリートとか観たら意味が分からないでしょうね・・。ワーグナーはどうしても好きになれないのできっと観ることはないような気がしますが、教養のためにも読んでおいて損はなし。まさか最後があんな風に終わるなんて。ブリュンヒルデが可哀想。彼女が一番好きな人物でした。心なしか、一番美人に描かれていたような。2011/07/12
またの名
6
英雄を殺す悪役ハーゲンが90年代の渋谷にうろついてそうな長髪男として登場。男の愛または欲に身を委ねてからは女神が聡明な知性を失っていくという一貫したパターンが繰り返されることで近づき難い神話に理解可能な説明を与え、とりわけかつて戦乙女だったブリュンヒルデは結ばれたジークフリートに対する愛と天秤に掛けて、世界崩壊を引き起こす呪われた指環の厄災を放置する「愚かな」選択にすべてを捧げる描写が強調される。結局その愛が裏切られ、ジークフリートを殺せば少なくとも不貞関係から奪い返せるなどと超一級のメンヘラ思考を発揮。2023/04/08
いなぴのすけ
2
もう何度目か分からないくらいの通読。 ワーグナーの「ニーベルングの指環」を聴く前には必ず読んでいます。 原作のオペラに忠実なところが最高です!2024/02/16