内容説明
女性編集者・加賀谷麻央の大学時代の恩師・宮本教授が異国で不審な死を遂げた。「レオナルド・ダ・ヴィンチを知っていますか?」と、当時怯えるように問い掛けてきた教授を覚えていた麻央は彼の死に衝撃を受ける。彼女は宮本夫人から奇怪な3冊の大学ノートを渡されたが、数ヵ月後なんとその夫人も不審火によりこの世を去った。その後ミラノを訪れた麻央をなおも殺人事件が襲う!列車のコンパートメントに頚部にナイフを突き刺された神父の他殺体が!ホテルで渡される11通の謎の封筒。生死の危険に晒されながらも、そのノートと手紙の全文を解読した麻央がたどり着いた宮本教授の真の姿とは!そして「最後の晩餐」に隠されたもうひとつの驚愕の“真実”とは…!?『レオナルド・ダ・ヴィンチ』『F・スコット・フィッツジェラルド』『アナグラム』『鏡文字』『イエス・キリスト』幾重にも絡まりあった謎が解ける衝撃の結末。
著者等紹介
石森史郎[イシモリシロウ]
1931年、北海道生まれ。日本大学藝術学部卒業。在学中に執筆した「晩鐘」がシナリオ作家協会新人シナリオコンクールに入賞。テレビ「ママちょっと来て」で脚本家デビュー。映画は日活から「噂の風来坊」でスタート。「私は泣かない」(シナリオ賞)、「ああひめゆりの塔」執筆後、松竹に所属。「約束」「旅の重さ」「同棲時代」「愛と誠」「ふれあい」「凍河」「博多っ子純情」(兼プロデューサー)を執筆。フリーとなり東宝「阿寒に果つ」「泥だらけの純情」東映「暴力学園大革命」「ボクサー」東映動画「銀河鉄道999」。角川映画「ボビーに首ったけ」。映画は、70篇。テレビは、NHKテレビ小説「水色の時」銀河テレビ小説「青春」(ギャラクシー賞)、「ザ・ガードマン」「必殺仕事人」「虹のエアポート」等、一千本余のシナリオを執筆。映画「虹をかける天使たち」で初監督。芸術選奨文部大臣新人賞、毎日映画コンクール脚本賞、厚生大臣優秀賞など受賞多数
石森房枝[イシモリフサエ]
1959年、東京都立川市生まれ。亜細亜大学経済学部国際関係学科卒業。慶應義塾大学文学部(英米文学専攻)卒業。海運会社勤務、塾講師を経て、翻訳業。趣味を生かして作詞業(なべ・わたる)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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