目次
序にかえて ナボコフと英国の伝記文学(富士川義之)
第1部 イギリス編(サミュエル・ジョンソンの『サヴェッジ伝』考―もう一つの小説起源論;チャールズ・ラム『エリア随筆』と韜晦―事実と虚構の狭間;ド・クインシーの自伝とロンドン表象―苦痛を陶酔に変える倒錯空間;ウィリアム・ワーズワスとエドワード・トマス―英国ネイチャー・ライティングの系譜;仮想都市のバイオグラフィー―ウォルター・ペイターのヴェネツィア ほか)
第2部 アメリカ編(「真実らしさ」の原理―エドガー・アラン・ポーの想像力と真実;エリザベス・アンダソンと他の有名なクレオールたち―フォークナーとスプラトリングとの友情を中心に;文学とアクティビズムの融合―『夢を殺す人々』の現代性;フレデリック・ヘンリーの特異なイタリア人像―伝記的背景から読む『武器よさらば』;惑星思考と嘆きの表象―ハーシー、大江、原、チャ ほか)
著者等紹介
富士川義之[フジカワヨシユキ]
元東京大学教授。著書に『風景の詩学』(白水社)、『記憶のランプ』(沖積舎)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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