目次
第1章 『じゃじゃ馬ならし』における消費の美学―エリザベス朝バンケット、家政学、カントリー・ハウス文化
第2章 人頭パイの料理文化史的考察―『タイタス・アンドロニカス』の場合
第3章 “Your fortune stood upon the caskets there”(三幕二場二〇一行)―『ヴェニスの商人』における「三つの小箱(casket/chest)選び」の文化的背景とエンブレム的解釈の新たな可能性
第4章 第1四折本(Q1)『リア王』における悪魔祓いとジェンダー・クライシス
第5章 「貞操の外に生きる事」―ヘレナ(『終わりよければすべてよし』)と日本の「新しい女たち」
第6章 島村抱月改作『クレオパトラ』(一九一四年)のロケーション―混血と同化、矛盾の政治学
第7章 “退化論幻想”としての『虞美人草』―藤尾の死/処刑の条件
第8章 豚/パナマ/帝国の修辞学―『夢十夜』第十夜
著者等紹介
山本真司[ヤマモトシンジ]
早稲田大学第一文学部卒、青山学院大学大学院文学研究科博士前期課修了、東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学、ロンドン大学大学院バークベック校卒(PhD)。現在、天理大学園際学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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