内容説明
世界で戦火が続くなか、第二次世界大戦の終結から80年を迎え、新たな戦争の生起と展開が、過去の戦争の見方に如何なる視点を提供するのか。国内外の研究者から寄せられたオリジナリティ溢れる論文16本のほか、戦史史話、史跡探訪および書評7本を収録した総合論集。
目次
序(第二次世界大戦終結八〇年に当たって)
第一部 戦いへの道(太平洋戦争における決定的な誤り;第二次ロンドン海軍軍縮条約の成立と崩壊―英国の視点から― ほか)
第二部 戦いの展開と終末(太平洋戦争における日米海軍の作戦術と戦役;包囲攻撃―太平洋戦争におけるアメリカの戦略、一九四四年から一九四五年まで― ほか)
戦史史話(731部隊と細菌戦)
史跡探訪(近衛騎兵連隊跡(学習院女子大学))
書評(黒沢文貴編『日本陸海軍の近代史―秩序への順応と相剋1―』;黒沢文貴編『日本外交の近代史―秩序への順応と相剋2―』 ほか)