内容説明
吉田松陰と橋本景岳といった幕末の先哲や明治の偉人・渋沢栄一と水戸の関わり。水戸藩における震災・津波の歴史。ドラマ・映画で描かれる水戸藩と史実との乖離…様々な視点から水戸学・水戸史学の歴史を紐解く。
目次
第1章 水戸光圀における「源義経」論―鵯越の坂落しと弓流しの逸話から
第2章 日本史上に鑑みる大震災―特に東北地方と常陸国を中心として
第3章 信州の栗田神社と水戸の栗田八郎兵衛―震災を通じて蘇るそのルーツと絆
第4章 藤田東湖の震死直後に臨場した加藤木賞三(〓(しゅん)叟)の救命活動
第5章 『烈公壁書』と「鈴木主税墓碑」―吉田松陰・橋本景岳と水戸との絆
第6章 「安政の大獄」と水戸藩
第7章 若き日の渋沢栄一―生い立ちから一橋家仕官・渡仏まで
第8章 青淵渋沢栄一の気骨
著者等紹介
但野正弘[タダノマサヒロ]
昭和15年(1940)茨城県水戸市に生まれる。昭和38年3月茨城大学文理学部文学科史学専攻卒業。4月~浜松日体高、茨城県立岩瀬高・水戸一高・茨城東高教諭。平成13年4月~21年3月植草学園短期大学(福祉学科)教授。平成22年4月~リリー保育福祉専門学校講師(非常勤)。平成24年4月植草学園短期大学名誉教授。水戸史学会理事・事務局長。幕末維新水戸有志を偲ぶ会副会長。日本学協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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