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内容説明
国家への関心と憂戚から「国家理性」の正体を明らかにする。多くの具体的事象を元にさまざまな国難に処してきた過去の日本人のこころに迫る。比較文化の視点から後世に誇れる日本の精神文化を鋭く分析。
目次
第1章 「國家理性」考―日本史に於ける「理性」の役割
第2章 慣例法の生成過程―「關東御成敗式目」誕生の意味
第3章 神道の根據としての「聖なるもの」―homo religiosusの擁護と再生のために
第4章 維新と傳統―兩概念の相互關係及びその綜合
第5章 教育に於ける道徳と宗教―二者の辨別は必須にして且つ可能なるか
第6章 東京裁判「鵜澤總明最終辯論」考―異文化差別の現場から理性への訴へ
第7章 統帥權と文民統制原理―天皇と軍隊・過去の理念型と將來の難問
著者等紹介
小堀桂一郎[コボリケイイチロウ]
昭和8年東京生まれ。昭和33年東京大学文学部独文科卒業。昭和36~38年旧西ドイツ・フランクフルト大学に留学。昭和43年東京大学大学院博士課程修了、文学博士、東京大学助教授。昭和60年同教授、平成6年定年退官。平成16年まで明星大学教授。東京大学名誉教授。比較文化・比較文学、日本思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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