内容説明
待望の名著復刊。正篇・続篇・続々篇の三点を一冊にして復刊。平泉澄博士の祖国再興への熱い祈りが込められた書。本書には、戦後の混乱期にあって時流にいささかも動ずることなく、節を守り貫く人々についての叙述が随所に見られる。自然・風物の美しさと共に、自在に歴史上の人物を登場させ、その人物の真面目を躍動的に叙述している。我が国の「国破れて山河あり」という現実を眼前にして、すぐれた古人への想いがより一層切実なものとなつたためであろう。多くの人々が、勇気と誇りを取り戻した名著。
目次
山河あり(神子の桜;中竜鉱山;広島 ほか)
続山河あり(徳富蘇峰先生;小野宮右大臣;忠度と行盛 ほか)
続々山河あり(大神神社;母;近衛公 ほか)
著者等紹介
平泉澄[ヒライズミキヨシ]
明治28年福井県に生まる。大正7年東京帝国大学文科大学史学科国史学科卒業。同12年同大学講師。同15年文学博士、助教授。昭和5年欧州留学。同6年帰朝。同10年教授。同20年辞職。同59年2月帰幽
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