内容説明
元禄三年、藩主の座を徳川綱條に譲ってから西山荘に隠居し、藩内をくまなく巡遊するのを日課とした光圀。巡遊は藩民の信頼を絶大なものとし、薨去から三百年以上を経た現在でも、偉大な足跡は各地に残り、人々の心の奥深くにしみ込んでいる。著者自ら、光圀巡遊の地を訪ね、史料を渉猟し、その偉大な足跡を纏めた珠玉の書。
目次
水戸市(青柳菊池家)
ひたちなか市(酒列磯前神社とヤンサマチ)
常陸大宮市(鷲子山上神社;鷲子照願寺;山方金子家;鷲子岡山家)
鹿嶋市(常陸一ノ宮鹿島神宮)
潮来市(築地妙光寺;潮来窪谷家)
行方市(浜東福寺と孝子弥作)
城里町(那珂西宝幢院;上入野小松寺)
著者等紹介
住谷光一[スミヤコウイチ]
昭和21年11月1日茨城県那珂郡神崎村に生れる。昭和40年3月茨城県立水戸第一高等学校卒業。昭和45年3月茨城大学文理学部経済学科卒業。昭和45年4月株式会社常陽銀行入行。昭和47年3月同行依願退職。昭和47年5月水戸市立三の丸小学校講師。昭和48年4月茨城県立笠間高等学校教諭。平成元年4月茨城県立東海高等学校教諭。平成8年4月茨城県立佐和高等学校教諭。平成20年4月水城高校講師。平成29年1月茨城県立水戸第一高等学校講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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