出版社内容情報
東京には昭和のなつかしさ漂う名飲食店があちこちに。「安くてうまい料理」と、その裏にある、作る人・食べる人が織りなす「おいしい物語」を作家で地域誌「谷根千」元編集者の著者が食べ、かつ聞き歩く。これぞ垂涎の食エッセー。
内容説明
昭和の東京に生まれ育ち、地域誌「谷中・根津・千駄木(愛称・谷根千)」を創刊した著者が、子どものころから今までに記憶に残る懐かしいあの店、行ってみたかったこの店を、わが脚と舌を使って巡る「食紀行」。天ぷら、とんかつ、そば、鰻に、どじょう、中華、カレー、ナポリタンやパフェ、もんじゃ焼き…さまざまな料理を作ったお店の人たちと、そこに集った有名無名の人びとが織りなした「昭和史」を聞き書きしながら、コロナ禍にもめげず、その味と歴史を継ぐ後継者たちに応援のエールを送る。
目次
上野
浅草
本郷
神田・神保町
渋谷
高田馬場
新宿
銀座・日本橋
新橋
赤坂・六本木
飯田橋
町屋
王子・東十条
著者等紹介
森まゆみ[モリマユミ]
1954年、東京都文京区道坂町に生まれる。84年、地域誌「谷中・根津・千駄木」を創刊。編集のかたわら、上野奏楽堂や赤煉瓦の東京駅の保存、不忍池の環境保全に関わる。98年『鴎外の坂』で芸術選奨文部大臣新人賞、2003年『「即興詩人」のイタリア』でJTB紀行文学大賞、2014年『「青鞜」の冒険』で紫式部文学賞を受賞。「谷根千“記憶の蔵”」を主宰。公益財団法人日本ナショナルトラスト理事。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うずら
Nobuko
Inzaghico (Etsuko Oshita)
Wataru Hoshii
もけうに