病態と治療

病態と治療

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 304p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784764400504
  • NDC分類 491.6
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》  医療の内容の激増から,長い間の伝統であった医師と看護婦による医療から,多くの医療関係者が臨床の現場に関与する医療へと大きく変化してきています.臨床の現場で必要なことは一人一人異なる患者さんの病態の把握ですが,このためにはある程度の医学知識を必要とします. 本書は,薬学部,看護学部,臨床検査の学生に,また,看護や薬剤の引き渡しの現場においてのインフォームドコンセントに必要な病態の基礎知識と治療および薬物療法を学ぶために編集したものです.臨床医学,内科,外科,整形外科,耳鼻咽喉科,泌尿器科,産婦人科,小児科,皮膚科,精神神経科,眼科,病理医そして薬剤師と各分野の専門家に執筆いただき,解りやすい内容でまとめてあります.    《目次》 I.病態と治療 総論 1.病気とその起こり方 1.1.病気とその現れ方 1.1.1.病気とは 1.1.2.病気の時に起こる変化 1.1.3.病気の原因 1.1.4.病気の現われ方と診断法 1.1.5.疾病の種類 1.1.6.疾病の経過 1.1.7.疾病の転帰 1.1.8.形態変化の大別 1.2.傷害に対する細胞の反応(退行性病変) 1.2.1.変性 1.2.2.アミロイド 1.2.3.萎縮 1.2.4.局所の細胞の死-壊死とアポトーシス- 1.3.病変の修復(進行性病変) 1.3.1.再生 1.3.2.肉芽形成 1.4.循環の障害 1.4.1.血液系の循環障害 1.4.2.梗塞 1.5.異物の処理 1.5.1.免疫 1.5.2.炎症 1.6.腫瘍 1.6.1.腫瘍の分類 1.6.2.腫瘍と機能 1.6.3.腫瘍の広がり方 1.6.4.腫瘍の病気と腫瘍の分化の程度 1.6.5.腫瘍の診断 1.6.6.がんと免疫 1.6.7.腫瘍の原因 1.6.8.発がんのしくみ 2.病気の診断法 2.1.診断のための情報収集 2.1.1.病歴の聴取─問診 2.1.2.身体所見の把握─視診,打診,聴診,触診 2.1.3.検査成績の分析─スクリーニング検査,生体検査,検体検査 2.2.臨床診断への道程 2.2.1.病気の治療法 II.病態と治療 各論 3.精神・神経疾患 脳内出血 脳梗塞 クモ膜下出血 てんかん パーキンソン症候群/パーキンソン病 アルツハイマー型老年痴呆/アルツハイマー病 感情障害/(躁うつ病) 精神分裂病 神経症性疾患/ストレス関連障害/身体表現性障害 心身症 その他の疾患 4.免疫疾患 アナフィラキシー性ショック 鼻アレルギー(含 花粉症) 蕁麻疹 アトピー性皮膚炎 アレルギー性結膜炎 膠原病,膠原病様症候群 後天性免疫不全症候群(エイズ) その他の疾患 5.心臓・血管系疾患 高血圧症/低血圧症  高血圧症  低血圧症  起立性調節障害(OD) 不整脈 虚血性心疾患  狭心症  心筋梗塞 心不全 血栓症/塞栓症 川崎病 先天性心疾患 その他の疾患 6.腎疾患・泌尿生殖器疾患 糸球体腎炎  IgA腎症 ネフローゼ症候群 腎不全(急性,慢性) 腎がん 尿路結石症 膀胱がん 前立腺肥大/前立腺がん 微弱陣痛 子宮筋腫 子宮がん その他の疾患 7.呼吸器疾患 かぜ症候群 慢性気管支炎 気管支喘息 慢性肺気腫 肺炎(含 間質性肺炎) 肺真菌症 肺結核症 肺がん その他の疾患 8.消化器疾患 食道がん 胃がん 胃炎(急性,慢性) 消化性潰瘍 便秘・下痢 大腸がん 炎症性腸疾患  潰瘍性大腸炎  クローン病  急性腸炎 過敏性腸症候群 黄疸 肝炎(急性,慢性) 肝不全 劇症肝炎 肝がん 胆石症/急性胆嚢症/胆管炎 膵炎(急性,慢性) 膵がん その他の疾患 9.血液および造血器疾患 貧血  鉄欠乏性貧血  再生不良性貧血  溶血性貧血  悪性貧血 白血病 紫斑病(血小板減少症,血液凝固異常症,血管性紫斑病) 悪性リンパ腫 その他の疾患 10.感覚器疾患 眼の疾患  視器の構造  視器の機能と障害  視器の主な検査と使用する薬品  視器の主な疾患  眼科で使用する薬剤  眼障害を起こす薬剤 副鼻腔炎  急性副鼻腔炎  慢性副鼻腔炎 中耳炎  急性中耳炎  慢性中耳炎  滲出性中耳炎 めまい(眩暈)  メニエール病 その他の疾患 11.内分泌,代謝疾患 糖尿病 高尿酸血症 甲状腺機能亢進症/低下症 尿崩症 脂質代謝異常(高脂血症) ウイルソン病 その他の疾患 12.感染症 感染症における病原体の同定 感染症の治療 13.骨・関節疾患 変形性関節疾患 骨粗しょう症 慢性関節リウマチ 骨・関節の外傷  骨折  脱臼 その他の疾患 14.小児疾患 予防接種 ビタミンK欠乏症 低身長(小人症) 先天性代謝異常  フェニルケトン尿症  クレチン症(先天性甲状腺機能低下症) その他の疾患 15.外科(総論) 外科的炎症 痔核 乳がん ショック 術前,術後管理 III.薬物治療 16.総論 1.治療効果と危険性 2.老齢化人口の増加 3.薬物治療学と薬物動態 4.薬物動態について 5.高齢者と薬物治療 6.薬物の選択とTrough-Peak比 7.薬物代謝の遺伝的多様性 付1.臨床検査の基準値と異常値を示す疾患 血液検査  骨髄検査/出血・凝固系検査 生化学検査  電解質/重金属・鉄代謝/血清酵素/腫瘍マーカー 免疫血清検査 細胞性免疫 内分泌検査 尿検査 髄液検査  血液ガス 機能検査  肺機能検査/肝機能検査/腎機能検査 生理検査 小児および老人の基準値  小児期の検査/老齢期の検査 各種疾患および病態別の重要検査項目 付2.基準値と正常値 付3.検査における留意点 付4.各種製剤について 抗がん剤 付5.薬剤の作用・副作用 付6.主な疾患にみられる病変の部位

内容説明

医療内容の激増から長い間の伝統であった医師と看護婦による医療から、多くの医療関係者が臨床現場で関与する医療と大きく変化してきています。臨床の現場で必要なことは一人一人異なる患者さんの病態の把握ですが、このためにはある程度の医学知識を必要とします。これまで長い間、置き去りにされていた一般医学教育の重要性が叫ばれ、必修の教育科目として導入されつつあります。本書は看護婦、薬剤師、臨床検査技師などの教育の経験から、主に薬剤師、検査技師を含む医療関係者が、病態の基礎知識を学ぶために編集したものです。薬剤師の国家試験出題基準の中項目にある「疾病と病態」をカバーし、薬剤師に知っておいてほしい基礎知識を網羅してあります。

目次

1 病態と治療 総論(病変とその起こり方;病気の診断法)
2 病態と治療 各論(精神・神経疾患;免疫疾患;心臓・血管系疾患 ほか)
3 薬物治療(総論;臨床検査の基準値と異常値を示す疾病;基準値と正常値 ほか)

最近チェックした商品