内容説明
現代ヨーロッパ神学に横たわる根本問題とは何か。著者の長年にわたるカール・バルト神学との取り組みを集大成した「バルト神学の根幹と全体像」をはじめ、その視点からボンヘッファー、パネンベルク、モルトマンらの神学を批判し問題点を指摘した諸論考、さらに昨今のスピリチュアリズムへ警鐘を鳴らす刺激的な論考などから多面的に考察する。
目次
バルト神学の根幹と全体像―素描(初期バルトの問題;創造論の問題;選びの問題 ほか)
ヘーゲル・ボンヘッファー・バルト(バルトとヘーゲル;バルトとボンヘッファー)
パネンベルクの人間学的神学とその問題点(神への根本的な問い;聖霊論的キリスト論の問題;エルンスト・ブロッホとモルトマン ほか)
現代のスピリチュアリズム(新霊性運動)の現実と問題性
著者等紹介
喜田川信[キタガワシン]
慶應義塾大学文学部哲学科を経て、同志社大学神学部を卒業後、北米パサデナ大学入学、フラー神学校に留学。1967‐68年ドイツ・チュービンゲン大学に留学。現在、日本ナザレン神学校教授、東京ミッション研究所研究理事、横浜ナザレン教会牧師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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