内容説明
神をめざす飛翔=ヨハネ福音書。第2世紀すでにアレクサンドリアのクレメンスによって「霊的」福音書といわれていたヨハネ福音書は、他の福音書と比べて高度にオリジナルな神秘的精神を伝えている。この福音書の神秘主義を追求するために、著者は、これを文学的全体として新しく読む方法を提供する。すなわち「イエス・キリストの人格との神秘的合一」というこの福音書の目的に焦点を合わせて読む方法である。
目次
1 プロローグ(ヨハネ1・1134)神経的前提
2 回心(ヨハネ1・3512・25)
3 洗礼(ヨハネ3・1―5・47)
4 聖餮(ヨハネ6・1―7・52)
5 開眼(ヨハネ8・12―9・41)
6 新しい生命(ヨハネ10・1112・19)
7 合一1(ヨハネ12・20―13・30)われわれが来た道を振り返る
8 合一2(ヨハネ13・31―14・31)最初の談話
9 合13(ヨハネ15・1―17・26)第二の談話と祈り
10 合一4(ヨハネ18・1―20・29)イエス十字架を渡る
11 エピローグ(ヨハネ20・30―31)ヨハネの執筆目的
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- 和書
- 物理学実験 (第7版)