内容説明
教理形成期の神学者の群像。キリストの神性について激しい議論が交わされ、キリスト教の教義が大きく発展した4‐5世紀。当時の神学論争や教会生活に関わり、主に東方地域で活躍した著述家たちを、主要文献の概要とともに紹介。最新の研究から多様な神学思想とその歴史的背景を解説した、教父学への最良の手引き!
目次
第1章 教会史の誕生とその結果
第2章 アタナシオスとニカイア神学の形成
第3章 信仰の英雄たち―砂漠の修道士の著作
第4章 カッパドキアの教父たち
第5章 時代の特質―四世紀後半の対照的な人々
第6章 キリスト論論争に関する著作
著者等紹介
関川泰寛[セキカワヤスヒロ]
慶応大学経済学部卒業後、エディンバラ大学神学部卒業、東京神学大学大学院博士課程前期課程修了。東北学院大学助教授を経て、東京神学大学教授。現在、大森めぐみ教会牧師
本城仰太[ホンジョウコウタ]
東京神学大学、同大学大学院で学ぶ。東京神学大学博士(論文題「テルトゥリアヌス神学の研究―信仰の基準を中心に」)。現在、東京神学大学准教授、日本基督教団中渋谷教会牧師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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