内容説明
現代における三位一体論的神学。カール・バルトの神学を継承しながら、その聖霊論の不十分さを指摘し、克服しようとしたガントン。著者の教義学の構想を知ることができる唯一の書。古代教父、宗教改革者、近現代の神学者たちとの堅実な対話から生まれた、キリスト教教理の最良の入門書。
目次
第1部 基礎―「天地の造り主」(樹立―創造の教理;摂理;男と女)
第2部 「神のひとり子、私たちの主」(「ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け」―救いについての神学;イエス・キリストとは誰か;「人となる」―キリストの受肉と人性)
第3部 完成させる方―「聖霊を信ず」(キリスト教共同体と人間社会;キリスト者の生のかたち;最後の敵)
結論(キリスト教の告白における三位一体の神)
著者等紹介
柳田洋夫[ヤナギダヒロオ]
1967年生まれ。東京大学文学部倫理学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科(倫理学)修士課程修了。同博士課程中退。東京神学大学大学院修士課程修了。聖学院大学大学院アメリカ・ヨーロッパ文化学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。現在、聖学院大学人文学部教授、青山学院大学・聖心女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。