内容説明
バージニアへの植民から新型コロナウイルス禍まで!先住民、奴隷制度、人種問題、ジェンダー、セクシュアリティに至るまで、現代アングリカニズムが逢着する諸課題に対しても、一切、オブラートに包むことなく切開を試みており、その意味では、現代神学、キリスト教倫理の重要なテキストでもある。(西原廉太「監訳者のことば」より)
目次
第1章 断片的な教会の形成(一五八五‐一六八八年)
第2章 理性の時代とアメリカ植民地(一六八八‐一七四〇年)
第3章 大覚醒(一七四〇‐一七七六年)
第4章 アメリカ独立戦争(一七七六‐一八〇〇年)
第5章 理性的正統性(一八〇〇‐一八四〇年)
第6章 ロマン主義的反応(一八四〇‐一八八〇年)
第7章 ブロードチャーチ(一八八〇‐一九二〇年)
第8章 一九二〇年代、世界恐慌、戦争(一九二〇‐一九四五年)
第9章 教会の躍進(一九四五‐一九六五年)
第10章 教会再編(一九六五‐一九九〇年)
第11章 よりスリムで軽快な教会へ(一九九〇年‐)
著者等紹介
プリチャード,ロバート・W.[プリチャード,ロバートW.] [Prichard,Robert W.]
プリンストン大学、イエール・バークレー神学校卒業。エモリー大学Ph.D。アメリカ聖公会司祭。1980年からバージニア神学校で教鞭を執る(アメリカ・キリスト教史教授、礼拝学講師)。2019年に同校を退職、名誉教授となる。アメリカ聖公会歴史学会元第一副会長
西原廉太[ニシハラレンタ]
1962年生まれ。京都大学工学部卒業。聖公会神学院卒業。立教大学大学院文学研究科組織神学専攻修了。博士(神学)。現在、日本聖公会中部教区主教。立教大学総長、立教学院院長、同大学文学部キリスト教学科・同大学院キリスト教学研究科教授。日本私立大学連盟常務理事、キリスト教学校教育同盟理事長ほか。世界教会協議会(World Council of Churches;WCC)前中央委員
中原康貴[ナカハラヤスタカ]
1974年生まれ。英知大学文学部神学科、ウイリアムス神学館卒業。日本聖公会司祭。現在、高知聖パウロ教会牧師。聖公会神学院非常勤講師、日本聖公会管区共通聖職試験委員ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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