内容説明
ロボット開発は生命創造の模倣で涜神的なのか?災厄で生命が奪われるという不条理に神学はどう解答するのか?人間の生命は死後どうなるのか?牧師・旧約学者・教育者である著者が、旧約聖書を基軸として「命」について多角的に考察する。
目次
第1章 ロボットと命―アイボからフランケンシュタインへ(ロボットと文化;ロボットと旧約聖書;人の命の始まりとロボット)
第2章 戦禍と命―テロからグローバリズムへ(戦争観;平和観)
第3章 厄難と命―ヨブとエリフの不条理克服(不条理と因果応報の相関;解釈史におけるエリフ弁論の位置;エリフ弁論の構造;神の言葉;エリフ弁論の要点;不条理を超えて)
第4章 死なない命―来世をかいま見る(聖書における命の探求;今日における命の探求;永遠の命)
第5章 説教演習―旧約聖書から語る(旧約聖書から説教への過程;聖書箇所の選択;旧約釈義の実例;釈義から説教へ;旧約聖書から説教する意義;説教演習)
著者等紹介
佐々木哲夫[ササキテツオ]
1949年7月11日宮城県生まれ。東北大学工学部精密工学科(工学士)、同大学院工学研究科精密工学専攻(工学修士)、日本精工株式会社技術研究所(1974年)、聖書神学舎(M.Div.equiv.)、Trinity Evangelical Divinity School(Th.M.)、The University of Chicago(The Department of Near Eastern Studies)、Lutheran School of Theology at Chicago(Th.M.)、Asian Graduate School of Theology(Th.D.)。現在、日本基督教団正教師、東北学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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