出版社内容情報
家事事件の実務経験が豊富な執筆陣が、最も典型的な離婚・遺産分割関係の審判・調停事件を素材に、非公開で実施される手続きにおける裁判所，双方当事者、調停委員会等の具体的なやりとりを再現。家事事件の手続に関与する実務家のスキルアップに役立つ書。
内容説明
典型的な離婚・遺産分割関係の審判・調停事件の解決をめざす、裁判所、当事者、調停委員会等の具体的なやりとり、書式を再現。４つの架空のエピソードを通して制度の解説もまじえつつ、非公開で実施される手続を紹介する。
目次
１ 婚姻費用及び財産分与等離婚給付をめぐる争い―ある会社経営者の離婚（調停申立前―夫婦間の事前協議；調停申立て―合意を目指すための書面の作成と提出のあり方 ほか）
２ 監護・親権・面会交流をめぐる争い―親子関係の再構築を目指して（申立前の活動―一時的な里帰りのはずが；子の引渡しの保全処分・審判、監護者指定の審判申立て―保全、審判手続の概要 ほか）
３ 成年後見の申立てと遺産分割紛争―同族会社の株式をめぐるお家騒動（成年後見の申立て―大株主は認知症；成年後見の申立てに対する家庭裁判所の審判 ほか）
４ 遺言書をめぐる相続紛争―前妻の子と後婚の妻の対立（遺言の作成―亡き後の遺産紛争の防止？；遺言執行の着手―遺言執行者の業務 ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hisayparrish
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４つのエピソードから家事事件手続を解説。知りたいことが網羅された素晴らしい構成になっており，読んでいて飽きない。これ１冊で家事事件が理解できる。一気に読んだ。2017/09/23
