内容説明
多彩にして曲折に富む2000年の神学史の中で、特に異彩を放つ古典的代表者を精選し、彼らの生涯・著作・影響を通して神学の争点と全体像を描き出す野心的試み。正統と異端が織り成すダイナミズムによって生まれた神学の魅力と核心を、第一級の研究者が描き出す。上巻では古代から宗教改革期に活躍した16名の神学者を紹介する。
目次
マルキオン(八五頃‐一六〇頃)
カルタゴのテルトゥリアヌス(二/三世紀)
オリゲネス(一八五/一八六‐二五四)
ニュッサのグレゴリオス(三四〇頃‐三九四以後)
アウグスティヌス(三五四‐四三〇)
カンタベリーのアンセルムス(一〇三三/一〇三四‐一一〇九)
クレルヴォーのベルナール(一〇九〇‐一一五三)
トマス・アクィナス(一二二四/一二二五‐一二七四)
マイスター・エックハルト(一二六〇頃‐一三二八)
ヨハネス・ドゥンス・スコトゥス(一二六五/一二六六‐一三〇八)
ロベルト・ベラルミーノ(一五四二‐一六二一)
著者等紹介
グラーフ,F.W.[グラーフ,F.W.] [Graf,Friedrich Wilhelm]
1948年生まれ。ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン組織神学および倫理学教授
片柳榮一[カタヤナギエイイチ]
1944年生まれ。現在、聖学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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