内容説明
なぜ教会の形成期にキリスト教的思考は人々を強く惹きつけたのか?オリゲネス、アウグスティヌス、証聖者マクシモスら数々の思想家の考えを紹介し、古代キリスト教思想のエッセンスを平易に説く。キリスト教詩やイコンなど、当時の宗教生活の実践にも言及。
目次
キリストの十字架に基を定めて
畏怖に満ちた血のない犠牲
この世での神の御顔
つねに御顔を求めよ
わたしの意思ではなく、あなたの意志のままに
終わりははじまりのなかに与えられている
信仰の合理性
主が神である人びとは幸い
キリストの栄光に満ちた業
これを別ものにして
神に似ること
情動的知性による認識
著者等紹介
ウィルケン,R.L.[ウィルケン,R.L.] [Wilken,Robert Louis]
1936年生まれ。1963年シカゴ大学より博士号を取得。フォーダム大学助教授、ノートル・ダム大学準教授ならびに同大学神学部教授などを経て、現在ヴァージニア大学名誉教授。the American Academy of Religionの前President;North American Patristics Societyの創設者の一人
土井健司[ドイケンジ]
1962年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程宗教学(キリスト教学)専攻退学。文学博士(京都大学)、神学博士(関西学院大学)。現在、関西学院大学神学部教授。著書『神認識とエペクタシス』(創文社、1998年、第7回中村元賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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