内容説明
「カトリック教会」とは何か。迫害、改革、分裂など、数多くの難問にも直面しながらも、世界宗教へと発展し、歩み続けるカトリック教会。聖霊降臨から現代に至るまでの膨大な歴史を、エキュメニカルな視点でコンパクトにまとめた、教会の歴史と伝統を理解するための必読の書。
目次
第1章 ペンテコステから四世紀まで(使徒時代;二、三世紀―引きつづく迫害;キリスト教の国教化)
第2章 中世前期―四〇〇年から一〇五四年まで(拡大;縮小;公会議;進学者;ローマとコンスタンティノポリス;組織的発展;民衆の宗教)
第3章 中期・後期中世(縮小と拡大;民衆の宗教;教皇、公会議、君主;修道会とベギン;知的発展;典礼、祈り、神秘主義;美術、建築、音楽;西方キリスト教世界に対する挑戦)
第4章 近世のカトリシズム―一五〇〇年から一八〇〇年まで(ヨーロッパにおけるカトリック信仰;教皇;トリエント公会議;修道会;宣教活動とヨーロッパの外のカトリシズム;民衆の宗教と芸術の発展;結論)
第5章 一九、二〇世紀(知的挑戦;民衆の宗教;聖人と罪人;第一ヴァティカン公会議と第2ヴァティカン公会議;最近の進展―一九六二年から二〇一〇年まで)
著者等紹介
タナー,N.[タナー,N.] [Tanner,Norman]
1943年、イギリス、サリー州生まれ。イエズス会員。オックスフォード大学で学位を取得後、同大学キャンピオン・ホールのシニア・チューターを経て、ローマの教皇庁立グレゴリアナ大学教会史教授
野谷啓二[ノタニケイジ]
1956年生まれ。81年、上智大学大学院文学研究科博士前期課程修了。博士(文学)。現在、神戸大学大学院国際文化学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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