内容説明
ルターにとって「福音」とは、書かれた文書によってではなく、口で語られる説教によってこそ伝えられるものであった。ルターが自ら書き下ろした『教会標準説教集』から精選し、ワイマール版に基づき、直接翻訳した10編の説教。「福音書に何を求め、何を期待すべきかについての小論」も併せて収録。
目次
マンスフェルト伯への献辞
福音書に何を求め、何を期待すべきかについての小論
第1説教 クリスマス前夜ミサのための書簡―テトスへの手紙第二章一一‐一五節
第2説教 クリスマス深夜礼拝の福音書―ルカによる福音書第二章一‐一四節
第3説教 降誕日の書簡―ヘブライ人への手紙第一章一‐一二節
第4説教 聖ステファノ祭の書簡―使徒言行録第六章八‐一四節
第5説教 聖ヨハネ祭の書簡―シラ書第一五章一‐六節
第6説教 聖ヨハネ祭の福音書―ヨハネによる福音書第二一章一九‐二四節
第7説教 降誕日後主日の書簡―ガラテヤの信徒への手紙第四章一‐七節
第8説教 公現日後第四主日の書簡―ローマの信徒への手紙第一三章八‐一〇節
四旬節第二主日の福音書―マタイによる福音書第一五章二一‐二八節
棕櫚の主日の書簡―フィリピの信徒への手紙第二章五‐一一節
著者等紹介
植田兼義[ウエダカネヨシ]
1928年、東京に生まれる。1957年、東京大学卒業。元中央大学法学部教授
金子晴勇[カネコハルオ]
1932年、静岡県に生まれる。1962年、京都大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、岡山大学名誉教授、聖学院大学総合研究所名誉教授。文学博士(京都大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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