内容説明
本書は、キリスト教信仰の内容を人物史という方法で理解しようとするアプローチを採用している。それは、聖書に記された人物だけでなく、二千年のキリスト教史に実在した信仰者の生き方を通して、キリスト教信仰を理解しようとするものに他ならない。したがって本書には、イエス・キリストを救い主として生きた人物の物語が走馬灯のようにつぎつぎと登場する。その物語を学びながら、読者にはその救い主と結ばれた人生の素晴らしさを味わっていただきたい。
目次
第1章 旧約聖書の時代
第2章 新約聖書の時代
第3章 古代と中世の教会
第4章 宗教改革と近代
第5章 現代社会とキリスト教
第6章 日本のキリスト教
第7章 青山学院の源流とその歴史
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
31
居間の座卓の上に放置されていたので読んでみた。第7章がポイントだと見た。2014/05/27
hirokazu
4
アブラハムから,新渡戸稲造などなどまで,26人の預言者やキリスト者を紹介する一冊。時間軸や出来事ではなく,その人その人の生きた時代やその人の足跡,その人の信仰,または回心のきっかけについて,数ページで一人の人にフォーカスして書かれています。ダラダラと書かれた解説書ではなく,短編集と言えるので,取っつきやすいかも。でもある程度の基礎知識がないと,いきなり「神の愛」,「キリストの贖い」,「義人」などなど出てきても困っちゃう気もします。ある程度わかっている身にとっては,勉強になる良い一冊でした。2025/02/05