内容説明
間もなく150年を迎える日本プロテスタント・キリスト教の福音伝道。危機的状況のなか、21世紀の福音伝道はどうあるべきか。優れた神学者である著者が伝道のための神学を提唱し、その課題を意欲的に追求する。
目次
第1部 二十一世紀の日本の伝道と神学(二十一世紀の日本の伝道と神学の課題;二十一世紀のキリスト教と神学教育;「教団史」における伝道―その喪失と回復;説教における「力」の回復;家族における信仰の継承;キリスト教学校に働く伝道者―その三つの課題)
第2部 組織神学としての伝道の神学(マルティン・ケーラーにおける伝道の神学;エルンスト・トレルチにおける文化史的伝道論の試み;エーミル・ブルンナーにおける「伝道的神学」;カール・バルトにおける伝道理解―その意味と限界;アーノルド・A ファン・リューラーにおける「使徒的使命の神学」;ユルゲン・モルトマンにおける終末論的伝導理解とその喪失;伝道の神学)
著者等紹介
近藤勝彦[コンドウカツヒコ]
1943年東京に生まれる。東京大学文学部卒業、東京神学大学大学院修士課程修了、チュービンゲン大学に学ぶ。神学博士(チュービンゲン大学)。現在、東京神学大学教授、聖学院大学宗教センター所長、日本基督教団鳥居坂教会協力牧師
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