内容説明
古代イスラエルの預言者像を、神のパトスという極めて特異な、神の、人間への関わりの相のもとに活写する。神のパトスとそれに応答する預言者の実存を辿るわたしたちに、著者は、歴史を貫いて人間に関わり、現在もわたしたちに働きかけている神への信仰を鼓舞する。黒人公民権運動、ベトナム反戦運動、真正なシオニズムを唱道するなど、自身預言者的熱情に満ちた生涯をつらぬいたヘッシェルの大作。
目次
第1章 預言者とはどのような人間か
第2章 アモス
第3章 ホセア
第4章 イザヤ
第5章 ミカ
第6章 エレミヤ
第7章 ハバクク
第8章 第二イザヤ
第9章 歴史
第10章 懲らしめ
第11章 正義