内容説明
1939年の宗教団体法公布に始まる国家の宗教統制は、日本のキリスト教全体を大きく揺さぶった。合同教会の日本基督教団が成立する一方、諸教派の分裂や教会・個人への弾圧も生じた。混迷を極める戦時体制下の諸動向をめぐり、日本基督教団・カトリック・正教会・聖公会・ホーリネスが初めて一堂に会して論じる。
目次
序章 宗教団体法のもとにあった戦時下のキリスト教
第1章 日本基督教団
第2章 カトリック教会(日本天主公教教団)
第3章 正教会(日本ハリストス正教会教団)
第4章 聖公会
第5章 ホーリネス