内容説明
森有正が問いかけたもの。果たして彼の仕事は歴史に一駒を刻んだだけのものだったか。その西欧との出会い、葛藤は時代のもたらした躓きに過ぎなかったか。森有正がこの世的地位を棒に振ってでも続けようとした実験は何だったのか。私たちは彼の投げかけた問いを問い続けなくてよいのか。幼い頃から森と身近に接してきた著者による渾身の森有正論。
目次
第1章 ことば―表現体としての
第2章 旅
第3章 自己
第4章 書くこと
第5章 フランス語学習の問題
第6章 ノートル・ダム
第7章 ミノトール(または愛について)
第8章 音楽
第9章 アブラハム
第10章 カルヴァン
著者等紹介
久米あつみ[クメアツミ]
1933年生まれ。東京大学文学部仏文学科卒、同大学院仏語仏文学専門課程修士課程修了。元東京女子大学、帝京大学文学部教授。専攻はフランス・ルネサンス思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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