内容説明
古代世界の辺境の地に生き、一言も文字を書き残さなかったにもかかわらず、現代に至るまで人々の意識に強烈に刻み込まれているイエス。彼の生きた社会的・宗教的背景からその生涯と思想までを、最新の研究に基づき新約聖書学の第一人者が描き出す。歴史的・資料的研究から実像を描く渾身の力作。
目次
第1章 導入
第2章 資料とその評価
第3章 周辺世界の歴史的状況
第4章 同時代ユダヤ教の多様性におけるイエス
第5章 イエスの生涯の概要
第6章 イエスの活動のモチーフと視点
第7章 エルサレムでの最後の日々のドラマ
第8章 ナザレのイエスから教会のキリストへ
第9章 批判的コメント―メディア時代におけるイエス
著者等紹介
嶺重淑[ミネシゲキヨシ]
1962年、兵庫県に生まれる。早稲田大学第一文学部卒業、関西学院大学大学院神学研究科博士課程後期課程単位取得退学、スイス・ベルン大学にて神学博士号(Dr.theol.)取得。日本基督教団泉北栂教会担任教師を経て、関西学院大学人間福祉学部准教授・宗教主事
ルスターホルツ,アンドレアス[ルスターホルツ,アンドレアス][Rusterholz,Andreas]
1964年、チューリッヒに生まれる。チューリッヒ大学文学部日本語学科に学び、同学科在学中に文部省奨学金を得て広島大学に留学。チューリッヒ大学神学部卒業(神学修士号取得)。チューリッヒ大学神学部助手、ベルン大学神学部助手、チューリッヒ市ブリンガー教会牧師を経て、関西学院大学文学部准教授・宗教主事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 統計学の基礎