内容説明
説教者、教授、著作家として大いに語り、書き、同時代の誰よりも大きな影響を与えたルターは、同時に教会史上最大の「異端」でもあった。「信仰の父」や「宗教改革者」としてのルターだけではなく、歴史上の一人物としての実像に迫る。
目次
序 「二つの性質をもった」ひとりの人物
第1章 ルターを探し求めて
第2章 神の宗教改革という地平に生きて(神の宗教改革;幼年時代と青春;学生として ほか)
第3章 神学的存在として(「神の言葉とルターの教え」;ルターの聖書;大学の講壇と説教壇 ほか)
エピローグ ルターとキリスト教
著者等紹介
カウフマン,トーマス[カウフマン,トーマス][Kaufmann,Thomas]
1962年生まれ。2000年よりゲッティンゲン大学教授(教会史)。1996‐2000年、ミュンヒェン大学教授。宗教改革および近代初期の教会史・キリスト教史に関する著作多数
宮谷尚実[ミヤタニナオミ]
立教大学文学部キリスト教学科卒業。立教大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻博士課程後期課程満期退学。1999‐2001年、DAAD奨学生としてテュービンゲン大学に留学(神学・文学)。博士(文学)。現在、国立音楽大学准教授、立教池袋高等学校、東京大学非常勤講師。2006年ゲーテ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- タカハシマイ