マイモニデス伝

マイモニデス伝

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  • サイズ B6判/ページ数 342,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784764266605
  • NDC分類 132.2
  • Cコード C3014

内容説明

トマス・アクィナスにも深い影響を与えた中世最大のユダヤ教哲学者マイモニデス(1135‐1204年)の生涯と思想を、後に二十世紀最大のユダヤ教思想家と目された若き日のヘッシェルが描き出す。日本で初めて紹介される本格的評伝。

目次

第1部 生成と成熟(流浪の生活;フェズにて;預言;模範;イスラエルへの畏敬 ほか)
第2部 克己と完成(マイモニデスを慕う巡礼者;「故国のアンダルシアでは…」;すべてのユダヤ系国民の首長として;アラベスク模様;対立 ほか)

著者等紹介

森泉弘次[モリイズミコウジ]
1934年東京に生まれる。1962年早稲田大学大学院文学研究科修士課程露文専攻修了。1973年北海道大学大学院文学研究科博士課程英米文学専攻中退。青山学院女子短期大学名誉教授。現在、ユネスコ所属日本翻訳家協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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evifrei

15
トマス・アクィナスにも深い影響を与えた最大の中世ユダヤ教哲学者と評されるマイモニデスの生涯を描く。日本にはマイモニデスの関連書籍がほぼ存在しないことから、血の通ったマイモニデス伝たる本書の価値は高い。マイモニデスはアリストテレスの影響を強く受けながら諸学を統合し、人間の魂を検討する哲学的体系を樹立したが、本書は業績礼讃型の紹介に堕することなく、ユダヤ人として弾圧を受けながらも知を愛し学問に誠実であった彼の姿を写し出す。当時のユダヤ人の姿が詳細に書かれているので、ユダヤ史に関心のある方も楽しめそうだ。2020/06/28

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