内容説明
過去2000年にわたってユダヤ教の歴史に決定的な影響を与えつづけてきたタルムードの内容をテーマごとに分かりやすく解説。本書第3巻では、悪魔論などの民間信仰に加え、新約聖書とも関連の深い、律法の解釈、メシア論、復活論などについて紹介する。全3巻の人名・事項およびラビ文献引照索引付。
目次
第9章 民間信仰(悪魔論;邪視;魔術と占い ほか)
第10章 ユダヤ法(刑法―民法、刑法上の手続;民法)
第11章 来世(メシア;死者の復活;来たる世 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fuchitsuk
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三巻は裁判と来世について書かれていた。私などは序盤の呪いなどがお勧めだ2013/03/30
ヴェルナーの日記
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タルムードの最後の3巻目は、主にユダヤ律法に重点を置いている。商業的契約について、物品・土地などの売買、損害における保障等といった民法や犯罪における刑法、罰則の基準、量刑の仕方など、事細かに規程してあって、ユダヤ人社会を維持していくための法律が定められているが、離散し捕囚に身に遭った彼らにとって、秩序を守るために神が降されれたトーラー、ミシュラ等の権限が必要であったのだろう。 ただ、離散しているためにラビ(導師)によって解釈の違いが見られる。2013/03/22