内容説明
幾多の滅亡の危機を乗り越えて、今日まで生き延びてきたユダヤ人とユダヤ教の最も重要な精神形成期に生み出されたタルムード。その内容を宗教・倫理・民話・ユダヤ法など、思想と生活の全領域にわたってテーマごとに分かりやすく解説。本書第2巻では、啓示・家庭生活・社会生活・道徳生活・身体についてタルムードの考え方を紹介する。
目次
第4章 啓示
第5章 家庭生活
第6章 社会生活
第7章 道徳生活
第8章 身体
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
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旧約・新約聖書にせよ、そこに書かれてある内容は、凡そ詞的であり、如何様にも読み解くことが可能となっている。そこでユダヤ教徒の教師(ラビ)たちは、旧約(トーラー、ミシュナーなど)から、自分たちの実生活に即した倫理観や道徳観を家庭生活から社会生活までを事細かく規定(タルムードの作成)し、より良い社会(ユダヤ共同態として)の社会形態を形成しようとしていたことが伺える。2013/03/04
fuchitsuk
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タルムードの格言つまり創世記中心だったⅠ巻目とはことなり多くの生活に役立つ金の価値ある言葉が出ていた。私と同じく多くの日本人はユダヤ人ではないと思うが読んで損はないとおもう。しかし信仰心がないと金の価値ある言葉は意味を為さないとも書かれているので、多くの日本人が日本神道の信徒であるので柔軟に対応したいものだ2013/01/18