内容説明
近代社会とピューリタニズムの倫理。禁欲的プロテスタントの職業倫理は、近代資本主義を準備したといわれている。M・ヴェーバーによってその典型的指導者とされるバクスターは〈堅固なキリスト者〉による教会改革をめざしていた。宗教的理想にみちたその生涯と、信徒・牧師を律する生活指針の数々。
目次
第1部 牧会者リチャード・バクスター(牧会者リチャード・バクスター;リチャード・バクスターの牧会と説教)
第2部 バクスターの著作(抄)(歴史の証人として―『自叙伝』から;牧会者の職務―『改革された牧師』から;告別説教;職業指針・取引指針・自己審査―『キリスト教指針』から)
著者等紹介
梅津順一[ウメツジュンイチ]
1947年、山形県に生まれる。国際基督教大学教養学部卒。東京大学大学院経済学研究科修士課程・博士課程修了。経済学博士。放送大学、青山学院女子短期大学を経て、聖学院大学政治経済学部教授
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