内容説明
「イエスの人格とは神の痛みそのものであるにもかかわらず、彼の教説は神の痛みよりもむしろ神の愛に優位が置かれているのはなぜであろうか?」―『神の痛みの神学』の著者が、奇跡物語の読み方や古代教会の神学形成の歴史にも触れながら、十字架と復活に基礎づけられた神の痛みと愛を平易な言葉で説き明かす。
目次
神の子イエス・キリストの福音のはじめ
イエス・キリストの福音
バプテスマのヨハネ
序文を持った受難史
バプテスマ
荒野の誘惑
ヨハネの逮捕
イエスかパウロか
イエスに従う者
病気の治癒〔ほか〕
著者等紹介
北森嘉蔵[キタモリカゾウ]
1916年熊本市に生まれる。第五高等学校、日本ルーテル神学専門学校を経て、1941年京都帝国大学文学部哲学科卒業。1949年東京神学大学教授。1950年千歳船橋教会牧師。1984年東京神学大学を引退、名誉教授となる。1996年千歳船橋教会牧師を引退、名誉牧師となる。1998年9月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。